武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医 – 内科 全般に精通する総合内科専門医とアレルギー専門医

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ピーナッツアレルギー の予防には早めにピーナッツを食べる

おはようございます。小金井市山崎内科医院院長の山崎です。今日も今年のアレルギー学会の話題、 ピーナッツアレルギー  の予防についてです。
イスラエルの ピーナッツアレルギー の割合はイギリスのユダヤ人に対し極めて少なく、食生活を調べるとイスラエルではピーナッツを早期から食べていることがわかりました。イギリスではピーナッツアレルギーを予防するため出来るだけ遅くから食べることを推奨していました。そのため逆にピーナッツアレルギーを多くすることになってしまい、この推奨を取り消しました。
WHOでは離乳食開始を6か月から開始することを推奨しています。これは母乳の栄養が必要なことを考えてのことでアレルギーの予防の観点からはもっと早くした方がいいということになります。ピーナッツだけでなく牛乳や卵も早期に開始した方がアレルギーになりにくい様です。欧米の研究では卵の偽薬に米を用いたら数%が米にアレルギーを示したらしいです。日本ではそんなことはあり得ず、日本人は早期より重湯から多治米幼少からコメを摂取するため米アレルギーが少ないのではないかと推察されます。これを誤解してアレルギー症状がある児にもその原因物質を食べさせた方がいいと考えるのは危険です。食べさせることによりその食物に慣れさせて食べられる様にすることは可能なのですが、やり方を間違えると アナフィラキシー など重篤な症状をきたす可能性があります。専門医の指示に基づき慎重に行う必要があります。当院で施行している皮下注射による免疫療法も少量のアレルギーの原因を注射し3-6か月かけて維持量にもっていきます。いきなり高濃度のスギ、ダニ液を注射したら死んでしまいます。
次はどの様にするとアレルギーが生じるのか最近の有力な説についてお書きします。
土日とランオフにしたのにひざが痛いです。しばらく速歩も封印する必要ありそうです。

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