武蔵小金井の山﨑内科医院|総合内科・アレルギー専門医・健康スポーツ医|長引く咳

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長引く咳

長引く咳

内科外来において長引く咳を訴えて来院される患者さんは少なくありません。学会では、3週間以上咳が持続し、胸部レントゲン・聴診に異常がなく咳しか症状がない場合は遷延性咳そう(長引く咳)としています。
息苦しさがある場合は気管支喘息であることが多いです。3週間以上咳が続くまで我慢する必要はございませんので、1週間以上続く場合は胸部レントゲンなどの診察の必要がありますので、ご相談ください。

初診時の診療の流れ

STEP1 問診

STEP1 問診

より詳細に患者様の症状をお伺いいたします。
どんな小さく些細なことでもお話しください。

STEP2 聴診

STEP2 聴診

胸部全体の聴診を行います。
呼吸音に異常がない場合でも診断に役立つことがあり、いろいろな疾患の可能性を検討します。

STEP3 胸部レントゲン

STEP3 胸部レントゲン

胸部レントゲン検査で肺や気管支などに異常がないかを確認します。
聴診だけでなくより詳しく検査をすることで、治療に役立てます。

STEP4 呼吸機能検査

STEP4 呼吸機能検査

気道の狭窄などを確認します。

STEP5 呼気NO測定

STEP5 呼気NO測定

気道の好酸球炎症の程度を測定します。気管支喘息では高値となります。

状況により喀痰(かくたん)検査を施行します。

喀痰(かくたん)検査

長引く咳をきたす疾患

アトピー咳そう

中枢の気管支に好酸球性炎症がある疾患で、咳の感受性は亢進していますが気管支は収縮しません。咳喘息と誤認されることが多い疾患です。

有効な薬:抗ヒスタミン剤・ステロイド

感染後咳そう

気道感染後、粘膜が損傷し一時的に咳が出やすくなる状態です。3~4週間ほど続く咳で、多くの場合は自然に治る疾患です。

有効な薬:抗コリン薬・麦門冬湯など

咳喘息

中枢から抹消までの気道に好酸球性炎症があり、刺激により気管支平滑筋が収縮し咳が出る疾患です。息苦しさがあれば気管支喘息と診断します。

有効な薬:ステロイド・気管支拡張薬

咳優位気管支喘息

炎症の広がりは咳喘息と同じですが息苦しさを伴います。咳喘息は30%が気管支喘息に移行すると言われていますがそのほとんどが最初から気管支喘息と診断すべきであったと考えています。

有効な薬:ステロイド・気管支拡張薬

副鼻腔気管支症候群

黄色の鼻汁や後鼻漏(鼻汁がのどに流れてしまうこと)、咳ばらいを伴う疾患です。痰を伴う長引く咳の場合、最も多い疾患です。

有効な薬:14印環のマクロライド

アレルギー性鼻炎

水様の鼻汁や後鼻漏、咳ばらいを伴う疾患です。通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎があります。鼻の奥に違和感を感じ咳払いを繰り返します。

有効な薬:抗ヒスタミン剤・噴霧ステロイド

胃食道逆流

胃酸が食道に逆流することで、いろいろな刺激により咳が出やすくなる疾患で長引く咳の原因になります。胸やけを伴うことが多いとされています。

有効な薬:酸分泌抑制薬・腸管運動調節薬

慢性気管支炎

気管や気管支が慢性的に炎症を起こし、咳や痰が続く疾患です。主に喫煙が原因で起こる咳です。

有効な薬:これといった薬はありません
※禁煙が重要

喉頭アレルギー

喉頭の粘膜がアレルギーにより刺激され咳がでる疾患です。咳やのどの違和感が慢性的に続きます。元々アレルギー体質の方に起こりやすい疾患です。

有効な薬:抗ビタミン薬

百日咳

百日咳菌により起こる急性気道感染症です。急性のため咳が長引くとほとんどの場合は百日咳菌が生体内に存在しなくなります。

有効な薬:マクロライド系抗菌薬

マイコプラズマ・クラミジア感染

自制できないほどの頑固な咳が数週間から1ヶ月以上続くこともあり、発熱を伴わないことも少なくありません。感染後咳そうと気道感染症の場合があります。

有効な薬:マクロライド系抗菌薬

薬剤性咳そう

アンギオテン変換酸素阻害薬(降圧薬)によって咳がでる疾患です。乾いた咳や咽頭部に違和感があります。薬剤の中止が治療になります。

咳過敏症候群

色々な刺激で咳が出やすい体質です。すべての長引く咳の人が持っていると考えて良い疾患です。

長引く咳の治療方針

咳が長期間にわたり続いて、内科外来を受診される患者さんは少なくありません。
息苦しさを伴う時は気管支喘息であることが多いです。
1週間以上咳が続く場合は、胸部レントゲンなどの診察の必要性があります。我慢せずにご相談ください。

学会では、胸部レントゲン・聴診に異常なく3週間以上の咳が続く症状を「遷延性咳そう(せんえんせいがいそう)」=「長引く咳」と定義づけています。
また同じように胸部レントゲン・聴診に異常はないが、8週間以上の咳が続く症状を「慢性咳そう(まんせいがいそう)」と位置づけています。
そして「長引く咳」と、ひと言で言っても、その症状の側面には数多くの原因が存在します。
咳の診断には、的確な問診、胸部レントゲン・呼吸機能検査などの適切な検査、そして経過観察などによる正しい咳そうの鑑別がとても重要です。
ここまで多くの工程を通して初めて、遷延性咳そう、慢性咳そうと、分類できるのです。

遷延性咳そうや慢性咳そうの代表的な要因の1つとして、感染性咳そうがあります。
これは、発熱、咳、鼻汁咽頭痛などのあとに咳だけが続く症状のことを指します。

そのほかにも、咳喘息、アトピー咳そう、胃食道逆流、アレルギー性鼻炎、副鼻腔気管支症候群、喫煙、咳感受性が高いことによる体質的な素因など、多くの原因が考えられます。

安易な咳止めや抗菌薬・抗生剤の処方により、残念ながら症状が悪化してしまう可能性もあります。
このように判別しづらい長引く咳を、当院では丁寧にお話をお伺いしながら、診察を行うことで、正確な診断を心がけております。

当院で受けられる検査

  • 胸部レントゲン撮影

  • 呼吸機能検査

  • IgE抗体検査

  • 気道可逆性テスト

  • 呼気一酸化窒素検査

  • 喀痰検査

  • ピークフロー値の測定

些細なことでも
お気軽にご相談ください

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