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2026年総合アレルギー講習会

パシフィコ横浜ノースで開催された学会に参加してきました。

まずは咳喘息について

 関西医科大学教授 石浦先生の講演、私が尊敬する藤村政樹先生の弟子にあたる先生です。

 アトピー咳嗽は咳喘息、気管支喘息に合併することが多く、決して少ない疾患ではない。重症な咳喘息、治療困難な咳を伴う気管支喘息にリフヌアが効いたという話が良くされるが、これは気管支喘息、咳喘息にきいたのではなく、アトピー咳嗽に効いたのであり、本来、リフヌアは気管支喘息、咳喘息には無効である。これは非常に理にかなった考えと思われました。簡単に言うと慢性咳嗽がありベータ刺激剤が有効なものが咳喘息、無効なものがアトピー咳嗽とするわけですが、(詳しくはブログをアトピー咳嗽、咳喘息で検索してください)最近はベータ刺激剤が無効な咳喘息があるとのことで何でも咳喘息とし、アトピー咳嗽の存在を無視している人たちがいます。ひどい人になるとアトピー咳嗽はアレルギー性鼻炎に伴った咳嗽のことだなどとわけの分からないことを言います。金沢大のグループ以外のデータではアトピー咳嗽が非常に少なく診断されています。実際にはアトピー咳嗽は咳喘息に次いで多い疾患と思われます。

 咳喘息と気管支喘息は別の疾患ととらえるべきだ。どちらもベータ刺激剤、吸入ステロイドが有効で治療法が同じ、末梢気道優位の好酸球浸潤があることから咳喘息を苦しさ、喘鳴を伴わない気管支喘息の亜型であるという考えが多く、昨年の咳嗽、喀痰のガイドラインでも今後、喘息性咳嗽として一緒くたに考えようとされてきています。しかし石浦先生の話によると咳喘息は微細な気管支収縮により咳が出やすくなった病態であり、気管支喘息は微細な平滑筋では気管支収縮をおこさず、むしろ起こしにくくなっているとのことです。もとは全く違う病態ではないですが根本的に違うところがあり、喘息性咳嗽と一緒くたにするのは問題があると思います。きちんと鑑別しなければアトピー咳嗽も喘息性咳嗽とされてしまいそうです。わたしの考えとしては気管支喘息の人があるとき微細な気管支収縮により咳が出やすくなっている時期もあると考え、それを気管支喘息に咳喘息を合併(変ないい方ですが)しているととらえるのか、気管支喘息が時期により平滑筋の細かい収縮があるときがあるととらえるのかのどちらかと思います。これについて質問しようと思いましたが石浦先生が言いたいことが多かったのか時間切れで質問の時間がありませんでした。日本咳嗽学会で聞いてみようと思います。

 次回は気管支喘息に造影剤を使用するときプレドニンの全投与は意味があるかという話です。ぜひお読みください。

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