武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医 – 内科 全般に精通する総合内科専門医とアレルギー専門医

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抗生剤の適応 感染性咳嗽に対しほとんどの場合抗生剤は必要なし

感染性咳嗽における 抗生剤の適応 について まとめます。
感染性咳嗽 には 病原微生物 が存在する場合と、すでに存在しなくなり、気道粘膜の損傷 などにより 気道の反応性が増し、 咳が出やすくなっている 場合があります。 もちろん 後者の場合は 抗生剤は 必要ありませんね。
前者の場合 について 説明します。副鼻腔炎。 慢性気管支炎、 肺気腫、気管支拡張症 の2次感染の場合は今回はのぞいて 考えます。
百日咳は 抗生剤の 適応。マイコプラズマ、 クラミジア は肺炎が あれば抗生剤の 適応。ほとんどの 感染性咳そうはウィルス性 なので抗生剤の 適応は ありません。細菌性気管支炎 は抗生剤の適応となるか どうかが 一つの問題 なりますがこれも 基本的には肺炎が なければ 適応がない ということ に なります。 ただし 全身状態が 悪い場合は 適応になる 場合もある ということに なります。 参照→こちら
全身状態が 悪い場合 とは どういうことか というと 明らかな研究は ないのが 現状です。感染性咳嗽 は全体 として抗生剤 が適応とは ならないが、 こういう場合は 適応になると いう研究は 非常に困難です。
そこで 自分なりに 考える必要が あります。 例えば 発熱が ない、 咳の 増悪傾向がない、 膿性痰の 悪化がない(日に日に濃度が増加しない)場合 は抗生剤を 使用しない。 発症後3日は 抗生剤 を使用せず、 それを超えて 増悪する場合 のみ 使用を考慮する。 年齢、 合併症( 癌、 糖尿病など )も 考慮する。 など です。
臨床 の場で研究が出来ない部分があるので科学的根拠がないからすべて抗生剤を使用しないというのも問題があります。少しでもしぼって、むやみな使用は避けたいです。

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