1日目 成就駅25 成就
2日目
成就5時45分発21八丁45前社森26夜明峠12一の鎖18二の鎖元小屋21弥山
弥山22二の鎖元小屋18夜明峠13前社森24八丁30成就 20ロープウエイ
8/8に西日本最高峰の石鎚山(正確には天狗岳なのでそこまでは行っていません。)にいってきました。西日本の山ははじめてです。早朝のJALで松山まで飛び、9時15分発の特急に乗り、伊予西条からバスにて石鎚登山ロープウエイ下谷駅まで行き、12時ごろには宿に着く予定。前日にロープウェイより入り、白石旅館に宿泊。石鎚山はかなり混むとのことでしたので前日に泊まり、ロープウェイが動く前に出発する作戦。天気よければ散策し、場合によっては石鎚山往復してしまおうと算段。しかし豪雨のため飛行機が遅れ10時22分発の特急になってしまいました。1時間くらいで到着。すると伊予西条発のバスが13時37分までない。西条でアクアトピアに沿って散歩。きれいな水でした。南下するとききれいな水路を右に石鎚山系が見え、(雲のため石鎚山は残念ながら見えませんでしたが)気持ちがいい散歩でした。
鯛めし弁当
伊予西条駅
アクアトピア入口。石鎚山系が見える
奇麗な水と石鎚山系
奇麗な水と石鎚山系
バス、ロープウエイをつないで成就駅へ、雨が降り出しました。宿に入り、明日の準備をして、風呂へ、風呂上りにビールで乾杯。平日とはいえ、8月なのでかなりの人がいると思いましたが宿には客2人のみ。10畳の部屋を一人で使い放題。途中で雨がやみ雲が高くなっています。少し千鳥足で石鎚山が見えるポイントに。瀬戸内海が見えるところもありました。晴れていれば星も奇麗なのでしょう。18時より夕食。石鎚山のアーベントロートがみられるかもと食事の途中でビューポイントへ。赤くはなりませんでしたが奇麗な石鎚山が見えましたが雲がかかってきていました。明日は晴れる予報に変わっており、モルゲンロートが見えるかもと4時起床とします。
古いロープウエイ下谷駅
成就駅まで上ります。
着くと小雨
瀬戸内海がかすかに見えます。
鳥居を抜けると宿。
神社
石鎚山の岩壁
瀬戸内海と山々
4時に起床すると雨。雨雲レーダーを見ると5時ごろ真っ赤なエリアがやってきます。5時半ごろまで豪雨。5時前に出発の予定が5時45分発になります。小雨になったところで出発。いつ降ってもいいように雨具、ロングスパッツを装着。門をくぐります。
まずは100mくらい下ります。20分ほどで八丁に到着。痛めた左膝、大腿が心配なので今日はゆっくり歩きます。まずは緩やかな上り、段々急になり前社森の試しの鎖付近からは急登になります。試しの鎖は途中の岩山にかけられた鎖で、直接石鎚山にかけられたものではありません。ものすごくごっつい鎖で、はずれそうなところはありません。ここではこれにしっかりつかまって上りなさい都いう感じで山というよりアスレチックといった感じです。脚が心配なので回避します。
試しの鎖
岩山を越えるらしい。下りの鎖もある。
急登が終ると夜明け峠。晴れるとここから石鎚山が奇麗らしい。
ここを過ぎると徐々に急になり、一の鎖の当たりではかなり急になります。一の鎖は登ることに。スタンス、ホールドが少なく、鎖を使わないと、大腿に大きな負担がきそうなのでつかまって、さらにわっかに足を入れて登ります。登山ではなくアスレチックですね。一の鎖が終ると少し緩くなりますが二の鎖付近からまた急登.二の鎖、三の鎖の巻き道は岩場に作ったスチール製の階段。道は作れないので人工的に階段をつくった感じです。岩を登らなければ本来登れない石鎚山に一般人が登れるようにつくった階段という感じでした。東京タワーの外側の階段といった感じ。しかしもし滑ったら岸壁を滑落して命がないといった感じです。
二の鎖。長い。
すべったら命がない、恐怖の階段
もうすぐ頂上。きれいな休憩所とトイレ。日本一奇麗な山のトイレを目指しているとか。
弥山頂上に着きました。雨は降らないものの真っ白。強風も吹いています。付近には人もほとんどいません。数人としかすれちがいませんでした。本来はすごい人数の様ですが今回は天気が悪かったため人が少なかったのでしょうか。
三の鎖の頂上。危険、立ち入り禁止と書いてあるのに登り用、下り用とも書いてある。
真っ白でしたが待っていると天狗岳が雲の向こうに現れました。なんとこんな滑る日に登っている人がみえました。滑落しないか心配でした。
【登山道整備】石鎚弥山山頂から天狗岳を往復する登山者の実態と懸念点について
天狗岳は危険なのでできれば熟達者以外は立ち入らないでほしいそうです。しかし弥山からの危険な岩場にごっつい鎖がついておりこれにつかまりおりなさいと言っている様です。この鎖さえつけずに危険のため立ち入り禁止としていれば誰も入れません。これを作ってしまったのですから天狗岳に行くことは止められないでしょう。わずか10分くらいのところに西日本一の頂上があるのですから。弥山の方が高ければ天狗岳は見るだけで満足できるのだと思います。事故を予防するのは危険個所に鎖、ボルトなどをつけるしかありません。試しの鎖、一から三の鎖をつくり、天狗岳のコル迄鎖をつけたのに、その先に鎖をつけない理由が分かりません。怖いのは整備された道を上ってきた初心者が下手するとスニーカーで天狗岳に行ってしまうことです。楽にいい道を歩いてきた人もわずか10m高い西日本最高峰に行きたくなるでしょう。なんでもなかったということが多いのでしょうが、非常に危険なことだと思います。
この鎖をつたって岩場を降りるらしいです。こんなのつけたら天狗岳に行くなといっても無理ですね。
私は山岳ガイドに相談して事前にやめることを決めましたが知らずにいってしまったら、足の負傷がなければ行ってしまったかもしれません。石鎚山は鎖場を含めて整備がものすごく整っている山で、歩きやすくほとんどが階段になつており、山頂近くは岩場に鉄の階段を作り、初心者でも弥山まではいけます。鎖場も頑丈なものを作っています。岩を登れなくても鎖につかまれば腕力で登れます。この整備には頭が下がります。しかし天狗岳へのコル迄の整備で、一番危険なその先は整備されていません。弥山から天狗岳へのコル迄頑丈な鎖を設置してしまったのが敗因と思われます。これを作ってしまったのなら先も整備しないといけないと思いました。これさえなければ天狗岳へはきちんとトレーニングしたクライマーだけが行く世界だったと思います。弥山からは懸垂下降することになると思います。
下りは怖い階段をすべらないように降りました。徐々に晴れてきて瀬戸内海方面は絶景でした。しかし最後まで天狗岳は雲の中でした。
結構怖い階段です。
神社で何か行事があった様です。
朝早く出たため、12時2分発のバスに間に合いました。これに乗って伊予西条経由で松山まで行き。松山城を見学しました。
松山城
松山城天守から石鎚山方面がみえました。
8/7から飛行機が豪雨のため遅れ、帰りも雨のため1時間以上遅れました。帰ってから熊本の豪雨、北陸の豪雨など荒れまくっていましたので登れたことが幸運だったのだと思います。わずか1日の登れる日が8/8だったことは誠に幸運でした。
さようなら。