武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医 – 内科 全般に精通する総合内科専門医とアレルギー専門医

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百日咳 の咳はほとんどの場合、感染後咳そうと考えられます

長引く咳に 百日咳 が多いという 報告があり、それを根拠に マクロライド抗菌剤 が投与されること がありますが、これは 正しいのでしょうか。 百日咳は咳 が長引いたときは すでに菌はいなくなっている ことが多いです。とすると この意味は ほとんどないと いうことになります。百日咳で 咳が長引く 場合は感染後咳そう と同じ状態でその原因が 百日咳感染 ということが できます。
百日咳が多い という報告は 抗体価が 10-20%に 陽性だったというだけで これは1年以内に 百日咳の 感染があったということに すぎません。百日咳にかかった (はっきり自覚していなくても) 後、 しばらくは咳が続きやすい状態になっていると 理解するのが いいのかと 思っています。
抗菌剤の 投与が 有効なのは 初期ですが、 初期に咳だけの症状では 全く診断できません。 百日咳を おそれて咳が少し強いと マクロライド系の抗菌剤を 使用していては明らかに 耐性菌が増え、 適正使用に 欠けると 考えます。 家族や周囲に 咳が続いている場合、 百日咳患者がいた 場合は アジスロマイシン の使用を 考慮するということになるでしょうかLAMP法による百日咳診断  を用いて確定診断すべき と考えます。 咳が少し長引いた 場合は 感染後咳そうが 最も多いことを考えて 治療ということに なると思います。
マイコプラズマ、  肺炎クラミジアによる 気管支炎 も 似ています。 この場合は 肺炎が 起きていなければ 抗菌剤を使用しなくても 自然治癒することが ほとんどで 胸部レントゲンで 異常がなければ、 感染が持続している ときの咳でも 感染が 治まった場合の 咳でも 症状を 抑える薬だけでいいと 言われています。
私は感染後咳そうの場合は 麦門冬湯を使用することが多く、 場合にによって 屯用で リン酸コデインを 用いています。
こちらに 長引く咳 について 記載して いますので 参考に してください。

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