武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医 – 内科 全般に精通する総合内科専門医とアレルギー専門医

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咳止め は咳に効かない【格言シリーズ その7】

今日は格言シリーズ その7。 咳止め のお話です。
咳が出ると何も考えずに咳止めが処方されることが多いですが、実はあまり咳止めは咳に効きません。最近の論文を評価した研究で風邪の咳には有効性がなかったと結論づけています。原因を抑えなくては止まらないということですね。全く効かないわけだはありませんが原因を考えずに意味なく使用するのは考え物です。
良く気管支喘息の人が風邪ひいたときなど咳止めが処方されることがあります。全く効かないばかりか、もし効果があったら気管支喘息が悪化します。でもあまり効果がないので悪化することはまれです。気管支喘息の人は風邪だろうがなんだろうが咳が出るときには気管支の収縮を介して出ていることが多く、即効性を期待するなら短時間作用型の気管支拡張剤の吸入がもっともいいです。喘息以外の咳もありますので完全には止まりませんがかなり楽になりますし、喘息の悪化を抑えます「喘息をみたら喘息と思え」の復習ですね。
喘鳴があるかどうかは喘息の咳かどうかの鑑別にはなりません。よく聴診して音がしないから喘息の咳ではないというのは大きな間違えです。

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