今日から 国民健康保険審査 が始まりました。毎月13日から24日です。以前の記事も参考にしてください。医学的には正しいのに保険適用がなかったり。逆に医学的には正しくないのにOKになったりすることがあります。例えば気管支喘息に使用するキプレスという薬、成人ではアレルギー性鼻炎に使えますが、小児には使えません。小児でも気管支喘息には使えますので、小児に使用すると危険なわけではありません。おかしいですよね。理由は小児に対し臨床試験をしていないからです。全ての病気に臨床試験はできませんのでこのようなことが起きます。アトピー咳そうやアレルギー性気管支炎はその病名で臨床試験が行われていないので厳密には使用できる薬がないことになります。ただし医師には裁量権というものがありますので非常に近い気管支喘息という病名をつけて投薬することになります。内服の第三世代セフェム系に分類される薬は吸収が悪いため、通常量では効果がないことが分かっています。しかし臨床試験で有効と判断されており(試験の仕方に問題があるのですが)多くの感染症に意味なく使われています。添付文書に色々な感染症に適応ありと書かれているため、意味なくても駄目と言えないのです。ちょっと難しくなりましたね。
武蔵小金井の山崎内科医院では、感染症外来(発熱外来)を設けております。また、感染症に関する検査や治療、後遺症などのご相談には、幅広い内科の知識を持つ総合内科の専門医が丁寧に対応いたします。
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