武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医 – 内科 全般に精通する総合内科専門医とアレルギー専門医

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血液の病気 小金井市医師会学術講演会 in小金井市医師会館

小金井市山崎内科医院院長の山崎です。昨日は武蔵野赤十字病院血液内科の先生をお招きして- 血液の病気 どこで疑い、どこまで看てどこから紹介するか-の講演をしていただきました。
血液疾患に慣れていない医師が多いため、何でもないものを紹介したり、逆にいつまでも診てたりすることが多いため、今回の講演をお願いすることになりました。
明らかに出血している場合、高度の貧血はすぐ紹介してよい。裏を返すと軽度の貧血はある程度調べて診断がつかなければ紹介してくださいということです。その場合は鉄が足りない、ビタミンB12が足りない、葉酸が足りないかどうかは調べては紹介してくださいということです。このような中に白血病も含まれています。もう少しこちらで調べてもいいとは思いますがこれくらいまでは開業医も調べなくてはいけませんね。
白血球の増加、減少に関しては白血球の細胞の種類をきちんと調べ芽球という細胞がみつかれば必ず紹介。軽度の減少、増多は経過観察して増悪があれば紹介する。
リンパ節の腫れは2か月くらい軽快しないか、大きい場合増悪する様なら紹介。多発性骨髄腫という病気は意外に多いので疑う所見がある場合(症状については省きます。)IgG、D、Eというものを測り、1種類だけ増えている場合、逆にすべて低い場合は紹介とのことでした。
皆さん、紹介のタイミングがわかったと思います。ごく当たり前のことも含まれていましたが、胃から吸収しにくくなって起きるビタミンB12欠乏に対し経口剤でも十分効果がある、鉄剤と同時に飲ませるビタミンCは意味がないということを覚えました。
その後の食事会で血液内科の教授が一般内科の外来をしていて動機と息切れの患者さんを循環器内科に回したらただの痔からの出血による鉄欠乏性貧血だったという笑い話も出ました。原因不明の鉄欠乏性貧血の原因に運動選手もあるという話題も上がりました。

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