武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医 – 内科 全般に精通する総合内科専門医とアレルギー専門医

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マスクと運動 熱中症のリスク高く、危険です

マスクと運動 の要旨
夏場に マスク して運動することは危険です。
距離をとれる場所、時間に走りましょう。
大きな呼吸は大声を出すのと同じくらい飛沫を飛ばす可能性があります。
大きな呼吸をしなければならない負荷はかけないくらいが望ましい。
負荷かけるなら本当に人がいない場所、時間を選びましょう。
ランナーは飛沫を遠くに飛ばすのではなく、飛沫の中に飛び込んでしまうイメージです。
マスクと運動 について某ノーベル賞受賞者が自分がマラソンランナーであることから、ランニング時にマスクの着用を奨めたことから、多くの人がマスクやバフを着用する人が増えてきました。冬場は問題ないですが、これから夏に向けて危険がいっぱいです。下手すると熱中症で死亡者が出る可能性もあります。特に普段トレーニングをしていない にわかランナー は危険です。
ランナーは大きな呼吸をするため大声で叫ぶのと同じ様に飛沫を飛ばす可能性があります。その対策は大きな呼吸をしなくていいペースで走ること。人との距離をとることで十分です。マスクをして人が多いところを走るのではなく、マスクをしないでいいようなところ、時間に走るのが大切です。どうしても人と近接してしまうときには用意していたバフやハンカチなどで口元を覆う、鼻で呼吸するといったことで対処するのがいいと思います。小学生が運動中にマスクをすることは禁じるべきです。ある程度距離をとることで十分だと思います。小児は感染性が少ないことが報告されています。マスクの着用は流行している地域でもすべてに推奨はされません。こちらを参考にしてください。
ランナーは飛沫を遠くに飛ばすという誤解があります。等間隔で走るランナーは5m以上後ろに飛沫を飛ばすという研究があります。ただしこれはランナーが同じ方向に走っているため前のランナーからは5mの距離でも飛沫が飛んでいるのは飛沫が発生した場所のせいぜい2mくらいまでです。(前に2mくらい、後ろにはほとんど飛沫は飛びません。)イメージとして飛沫が飛んでいる中に後ろのランナーが飛び込んでいくというイメージです。ですからスピードにより間隔は変わると思います。概算すると走る秒速×2+αmくらいでしょうか。
飛沫は2秒くらい落下するのにかかると考えての計算です。こちらを参照 ですから普通の人はランナーとの距離は他の人と同じくらいで問題ありません。
横には1mも飛ばないですから、すぐ後ろを走らず少し横にずれて走ればいいと思います。抜くときは少しペースを上げ、抜いた後、十分離れた後、ゆっくりと走る軌跡を戻しその後距離を少しずつ広げていくというのがいいと思います。抜かれる方もはりあわずに自然に抜いてもらうのが大切です。間違ってもやっと抜いて、真ん前に出て、スピードを落とすという走り方はしないでください。
マスクをしていないと白い目で見られることから、無理してマスクして事故が起こらないか心配です。人のいないときに走りましょう。早朝に起きられないにわかランナーは特に夏場はウォーキングにしておいた方が無難と思います。
追い込んでトレーニングしたいランナーは特に早朝一人かせいぜい2人くらいでトレーニングすることをお勧めします。

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