麻疹ワクチン 最もワクチン接種した方がいいのは今まで接種していない40代 - 武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医

2018年 5月 3日

麻疹ワクチン 最もワクチン接種した方がいいのは今まで接種していない40代

小金井市山崎内科医院院長の山崎です。今日は 麻疹ワクチン の話です。定期接種はしていることを前提で話をしていきます。(2017/5/23更新)

 1978年より1回定期接種、2006年6月より2回接種が開始されています。定期接種をしていればですが、今41歳以下の人は定期接種を1回、13歳以下の人は2回接種していることになります。この周辺の人は接種していない可能性があるので母子手帳などで確認してください。2回接種している人はワクチンを注射する必要はありません。1回の人は15年くらいは感染予防ができますがそれ以上たっていると5%くらい免疫がなくなっていると言われています。例えば2003年以前にに1回だけ注射した人は今、免疫がなくなっている可能性が高くワクチンを接種することをお勧めします。

1980年代ごろまでは麻疹が発生していたので、1回ワクチンを接種していれば知らないうちに麻疹と接触して、免疫が高くなっている可能性が高いと考えられます。そのため35歳以上の人は1回接種でも現在免疫が維持できている可能性が高いです。20代以下の人は免疫が維持できていない可能性が高いので2回接種を確認できない場合はワクチン接種を勧めます。55歳以上の場合、麻疹にかかった可能性は高く、かかったことがはっきりしていればワクチンを接種しなくてもいいかもしれません。

 一番危険なのが40歳から49歳くらいの人で、ワクチン接種歴がはっきりしない場合是非接種してほしいと思います。抗体価が高くても必ずしも免疫ができているか証明できないし、数年後どうなっているかわからないので抗体検査は特殊な場合を除いてする必要はありません。50歳以上でもかかったかはっきりしない場合はワクチン接種してもいいと思います。年齢が高いほど麻疹にかかった可能性が高くなります。

 まとめますと一番接種してほしいのがワクチンを接種していない40代、次がワクチンを1回しか接種していない34歳以下ということになるでしょうか。同年代が多い大学生も感染の確率が高いですね。

今日は休日当番。水痘の子供が3人来ました。なんと3人とも同じ小学校。そして1回ワクチン接種者でした。任意で1回接種しており、平成26年の定期接種開始の時3歳以上だったため2回目の接種ができなかった子供たちです。この時点で3歳以上だった子供は任意で接種していない場合は5歳未満であれば水痘ワクチンを接種できました。任意で1回接種している子供に対し、2回目の接種は認めていませんでした。ひどい話です。その時の犠牲者です。

1回だけだと感染する人が少なくないです。また感染した場合症状を和らげる効果があるため症状がはっきりせず、他人に感染させることもあり注意が必要です。水痘についても改めて書きます。