舌下免疫療法 有効だが継続が困難なため適応は多くない - 武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医

2019年 5月 31日

舌下免疫療法 有効だが継続が困難なため適応は多くない

アレルギーの 原因となる 物質を 舌下に 入れることに より、その物質に 対し 反応を 鈍くし 症状を 軽くする 治療が 舌下免疫療法 です。
今までは 注射薬が ありましたが、 薬の増量などが 頻雑で、 注意深くやらないと アナフィラキシー など重篤な合併症を きたす 可能性が あり特別な 専門医しか 施行できません でした。
特別な 専門医でなくても 施行できるように 経口剤(舌下)の 開発が 進み、 現在可能と なりました。
この治療を すれば スギの花粉症が 治ってしまう ような 誤解が みられます がそのような 効果は 乏しく 適応は 限定されると 考えます。
問題は 効果が出ても やめると 元に戻る、 他の薬を 完全 中止にできる 効果は ないと いうことです。
スギの花粉症に 使用する場合、 症状がない 時期でも 治療を 継続しなければ ならないことも大きな 問題に なります。
年に2-4か月の 症状のために 症状のないの時期に 服薬を 続けることは 非常に 困難です。 その上、 効果は 限定的で シーズン中の 薬が減らせる、 または同じ薬でも 少し楽に なる程度の 効果しか 期待 できません。
そのため 多剤を十分に使用しても コントロールできない人で 季節以外にも 治療を続けることが できる人のみ 適応になると思います。
別の日のブログに 書いているような 治療法を きちんと やればコントロールできる人が 大部分ですので、 まずそれが お勧めです。(軽く症状が出だしたら治療を開始し継続する。)
ダニの アレルギーに関しては通年性に症状があり薬を継続してもコントロールできない人が適応になります。
ダニの方が適応になる人は多いかもしれません。本当は喘息がある人がいい適応なのですが日本の臨床試験で有効性が証明されず日本では保険適用になっていません。
当院では一昨年までは施行していませんでしたが、患者さんの希望があり、昨年より8人開始しています。一人は昨年10月より受診せず、2人は1月より、受診していません。一人は他院に紹介しました。4人は治療継続しています。今年は調子よかったとおっしゃっています。効果はある様です。継続できるかが鍵ですね。