総合内科医 総合診療医の考え方はすべての医師に身につけてほしいです - 武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医

2018年 5月 24日

総合内科医 総合診療医の考え方はすべての医師に身につけてほしいです

 おはようございます。小金井市山崎内科医院院長 総合内科医 の山崎です。今日は自分の専門ではないと他の医療機関に依頼されて最後に当院にたどり着いた患者さんの話です。
 当院に通院中の患者さんですが、内分泌疾患で専門の某病院、神経症で某精神科にもかかっている方です。最近下痢、腹痛を繰り返し吐き気も強いとの訴えでした。もともとこのような
症状や頭痛、動悸などもしばしば訴え、ストレスが原因と考えられ精神科にも通院していました。その精神科に電話したら内分泌の病気があるのでそちらが悪くないか診てもらいなさいと言われ、某専門病院に行ったとのことでした。すると内分泌疾患は問題ないと言われ、基幹病院の消化器科を紹介受けました。その消化器科ではストレスによるものでしょうと言われたとのことでした。胃の内視鏡を念のためしましょうかと言われましたが、今回は様子見ますと答えて検査はしなかったとのことです。この間、自覚症状のある方に対し、何も投薬されていません。それで当院に来院。基本的にはストレスによる症状と思われ、通院している精神科で投薬を加えるか、変更する、またはなんらかのカウンセリングを受けるのが望ましいと思われます。本来、最初に相談を受けた精神科の医師が診察しなんらかの治療をしながら経過により近くの消化器内科に紹介して治療を進めるのがいいと考えます。それで当院では腸管の運動を調節する、薬を処方し、精神科を受診する様、お話ししました。内分泌の病院、基幹病院の消化器科を受診する必要はなかったと思います。またそれぞれの病院でも何らかの治療をすべきだったと思います。自分の専門しか診ない医師が多すぎます。私は基本的に薬を多く処方することは好きではないですが、苦しんでいる患者さんがいればそれなりの投薬はします。私が総合内科だけではなく精神科的アプローチが出来ればもっとよかったのですが。勉強する余裕がありませんでした。(反省)
 専門医であってもできれば総合診療医、少なくとも総合内科医としての素因は持っていてほしいですね。