新型コロナウィルス感染症予防 について 修正版 - 武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医

2020年 5月 16日

新型コロナウィルス感染症予防 について 修正版

新型コロナウィルス感染症予防 について お話します。状況が かなり変わってきて いますので、前回お話したことを 修正しまとめました。

要旨

新型コロナウィルスは唾液中に大量に存在するため、近くで面と向かってしゃべると感染する。

食事中にしゃべると唾液が食事の上に飛んで感染する。

大きな激しい呼吸すると飛沫が多く出る可能性がある。(2020/5/26追加)

密閉した換気の悪い場所では 小さな飛沫が一定の時間空気中を漂い、それを吸入することにより感染する。

発症の2日くらい前より感染する。

室内は換気を良くする。

すべての人が自分が感染者であると考えてマスクをすることが他人に感染させないことにつながる。

人との距離をできるだけとる(最低1m以上、2m以上が望ましい)

中国、 武漢で 発生した 新型コロナウィルス感染症 が中国全土でも 広がり、 ヨーロッパ、アメリカで猛威を振るい日本でも感染者が急増し、現在は減少傾向があるもののまだまったく予断を許さない状況です。感染予防の知識は大切です。

新しくわかってきた新型コロナウィルス感染症 の感染予防に も含めて お話ししたいと 思います。
新型のウィルスなので 感染経路などわかっていないことも 多く、 公的医療機関では かなり厳重な 感染予防策を とっています。 一般市民は そのような厳重な 予防は必要ない と思います。  感染経路は インフルエンザと ほぼ同様と 考えられます。

主に飛沫感染と いって、 くしゃみや咳の時のしぶきを 吸い込むことで 感染し、ウィルスが長時間漂って感染する 空気感染は ないと 考えます。 ただインフルエンザはしゃべるだけでは感染しませんが、新型コロナウィルスは唾液中に大量に存在するため、近くで面と向かってしゃべると飛沫感染すること、食事中にしゃべると唾液の飛沫がが食事にかかり感染することに注意する必要があります。また密閉した換気の悪い場所では 小さな飛沫が一定の時間空気中を漂い、それを吸入することにより感染することがあります。この2つがインフルエンザと異なる ところです。

それと接触感染といって、 感染者が手のひらに せきやくしゃみをしたり、眼、鼻、口を触った後、 手を洗わず、 いろいろなところを 触り、それを触った人が目や、鼻、口を触って 感染する経路もあります。 またせきやくしゃみのしぶきが いろいろなところにつき 同じように感染します。 インフルエンザ予防には 手洗い、 咳エチケットが大切であることが 厚労省のホームページなどで 述べられています。 基本的には 自分を守るためには どこかに触れた手で顔を触る前には 手を洗うこと、鼻や口、眼を触った後はどこか触る前に 手を洗う(手洗い)ことで 多くは予防可能思います。

飛沫感染を予防するためにはインフルエンザでは咳やくしゃみを浴びた時に感染することがほとんどなのでそのため対面で 他人に接する人は 突然の咳、くしゃみなどで飛沫を浴びる可能性がありマスクによる予防が必要です。 ほとんど症状のない感染者も 存在するので、他人に感染させないためには 喘息やアレルギー性鼻炎などで咳やくしゃみが出る人も含めて、 咳、くしゃみが出る人はマスクを着用し、 わきで口元をおさえ顔を背けて咳、くしゃみをします(咳エチケット)。 他人に咳、くしゃみを浴びせない、他人が触るところに咳、くしゃみを浴びせない、これで飛沫感染の多くを予防できます。

しかし 新型コロナウイルス はしゃべることで 飛沫が飛ぶことから考えて 感染が流行しているときは人と会話するときはマスクをする、マスクがない時は 対面でしゃべらず 少し顔を背け できれば口元を おさえて 話すことを検討する必要があります。(会話エチケット;私の作った言葉です。)唾液の飛沫が食事にかかることがあるので食事中はできるだけしゃべらない、対面で食事を避ける、大皿で取り合うことを 避けることも考えないといけません。 また飛沫が一部浮遊してそれを吸い込む可能性があるため他人から2mの距離を置くこと、換気をしっかりすることが薦められています。<大きな激しい呼吸をすると飛沫が多く出る可能性があり、スポーツジムでの感染の理由の一つと考えられています。>(2020/5/26追加)

すべての人が新型コロナウィルスを持っていると考えて対処しましょう。症状のない人がマスクをするのはインフルエンザでは 薦められていません でしたが、新型コロナウイルスの場合は発症前に感染させること、しゃべるだけでも感染させる可能性があること 飛沫が長くはないですが浮遊することがあることより、感染が流行しているときにはマスクをすることが有効と思われます。マスクをすると咳、くしゃみ、しゃべるときほとんど飛沫が出ないことが報告されています。

ただし、マスクは 他人に感染させないための効果が大きく、自分が感染しないためには限定的です。ですから特別なマスクでなくても(布マスク、バンダナ、バフなど) 煮沸消毒などして再利用しても 問題ありません。

多くの情報は厚労省のホームページなどで確認してください。インフルエンザの予防はこちらQ04小金井市医師会のHPはこちら