アレルギー検査 は現在スギ花粉症、長びく咳の診断に必要でしょうか - 武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医

2018年 6月 6日

アレルギー検査 は現在スギ花粉症、長びく咳の診断に必要でしょうか

おはようございます。小金井市山崎内科医院院長の山崎です。 今日は アレルギー検査 についてです。

2016年の東京都の調査で70%強がスギの抗体陽性で15歳から44歳では80%強です。こんなに陽性の人がいると検査は意味を成しません。東京都全体ではスギ花粉症の推定数は50%弱と推定されました。

花粉症患者実態調査 概要版

 

昭和60年くらいはスギ花粉症推定数が約10%、抗体陽性が20%くらいでしたのですごい増え方です。私が医師になったころはスギ花粉症があるかどうか血液検査で確認することが奨められましたが、80%も陽性になる検査はしても意味なくなっています。臨床症状とスギ花粉の飛び方との相関にて診断します。3月、4月に悪化しても温度変化だったり、黄砂、pm2.5などの影響も考えられますので注意が必要です。

私が長引く咳に興味を持ったころはなんらかのアレルギーがあるか家族にアレルギー疾患があるということが咳喘息やアトピー咳そうの診断の参考になりましたが現在この基準を満たす人はほぼ100%になりますので全く参考になりません。そのため咳がんがびく人にアレルギー検査することは稀になっています。検査して診断や治療に影響がない場合はしてみ意味ないですね。