アレルギーの血液検査 の評価【 アレルギー について②】 - 武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医

2018年 4月 5日

アレルギーの血液検査 の評価【 アレルギー について②】

小金井市山崎内科医院院長の山崎です。今日はアレルギー検査についてです。
アレルギーかどうか検査で診断すると思っている人は多いと思います。血液検査は陽性でもその物質に対する抗体を持っているということにすぎず必ずしも症状を伴うとは限りません。逆にこの抗体が検査では検出できなくても症状がある人も少なくありません。スギ花粉症を例にとると2016年のデータでは東京都で半分弱の方がスギ花粉症をは発症していますが血液検査で陽性となる人は7割を超えています。10年くらい前はスギ花粉症を発症しているのは約4分の1、血液検査で陽性なのは半分と言われていました。またスギ花粉症と臨床的に考えられても血液検査で陰性の人は1割くらいいると考えられます。
リンゴ、モモが血液検査で陽性でも食べられる人は多くいます。血液検査で陽性だから食べてはいけないは間違えです。逆に食べて発疹が出る人は血液検査で陰性でもやはり食べてはいけないのです。あくまで血液検査は参考値で数値が高いほどそのものにアレルギーがある可能性が高いというだけです。症状の程度とも関係ありません。
よく検査で異常値だからスギ花粉症の薬を使いましょうと言われてくる方がいますがこれは間違えです。診断、治療法は患者さんの症状、その強さ、検査をすべて秤にかけ決めるものです。すべての検査はそのように考えます。
ちなみに抗体というのはある物質に対し免疫系が作り出すもので、次にその物質が走ってきたとき炎症反応を起こします。それが生体に悪影響を与えるものをアレルギーといいます。