アニサキスアレルギー 【魚のアレルギーと思ったら実は①】 - 武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医

2018年 6月 18日

アニサキスアレルギー 【魚のアレルギーと思ったら実は①】

おはようございます。小金井市山崎内科医院院長の山崎です。今日は魚アレルギーと誤解されるアレルギーの一つ アニサキスアレルギー です。種々の魚にアニサキスが寄生することは先日書きました。

 サバを食べたら発疹が出ることがありますね。サバアレルギーかと思っていたら、今度はマグロ食べたら発疹、タラを食べたら発疹。その他、イカやサケ食べても発疹。でもサバ食べても何でもないときあり。こんな経験ある人いませんか。もしかしたら魚は食べられないかもと考えちゃいますね。いろいろな魚で発疹が出る場合、すべてにアレルギーがあることは稀で寄生してるアニサキスが原因の可能性があります。アナフィラキシーや腹痛、下痢を伴うこともあり、腹痛がある場合はアニサキス症との鑑別が難しいですね。見つけた場合どう指導していいか難しいです。アニサキスはすべての魚に寄生している可能性があるため完全に予防するためにはイカを含めすべての魚類を禁止にする必要があります。アニサキスがいないことを確認することは困難です。日本では熱していればほとんどの場合アレルギーが起きなくなるので熱せばほぼ大丈夫ですが、スペインではアンチョビを食して起きることが多く、熱してもだめなことが多いようです。患者さんの嗜好、出現頻度、症状の強さにより食事の指導をするしかないと思います。私の患者さんで魚の刺身を食べる場合は釣ったその場でさばいた背側のみ食べていいと指示した人がいます。アニサキスは内臓に寄生し、死ぬと肉に移動するので、すぐにさばいて背側を切り取ればまず起こさないからです。アニサキス症の場合は生きたまま胃に入らなければ起きないので対応が異なります。次は魚アレルギーと間違える病気第二弾としてヒスタミン中毒についてお書きします。